第6回「IoT Lab Selection」受賞者が選定・表彰されました!



経済産業省及びIoT推進ラボは、2019年2月27日に、IoTを活用した優れたプロジェクトを選定・表彰する第6回「IoT Lab Selection」を開催し、グランプリ等を選定・表彰いたしました。

ファイナリストとして、北九州市IoT推進ラボが支援する株式会社ハチたま:「泌尿器系の病気の早期発見をサポートする猫トイレ」が選定されました。
また、地域固有の課題の解決や地域経済の活性化に寄与するプロジェクトを表彰する「地域活性化賞」として、やまなしIoTラボが支援する東日本電信電話株式会社(NTT東日本):「アグリイノベーションLab@山梨市」による地域活性化策」が受賞しました。


経済産業省ニュースリリース(経済産業省のサイトへリンク)
北九州市IoT推進ラボ記事
山梨県IoT推進ラボ記事
IoT推進ラボ合同イベントレポート(IoT推進ラボのサイトへリンク)
 

概要

IoT、ビッグデータ、人工知能等によって、世界的に産業や社会の在り方が大きく変革しつつある状況を踏まえ、我が国においても、新たなIoTビジネスモデルの創出やIoTプラットフォーマーの発掘・育成を図り、新たな成長の原動力にしていくことが必要です。

先進的なIoTプロジェクトを発掘・選定し、企業連携・資金・規制の面から徹底的に支援するとともに、大規模社会実装に向けた規制改革・制度形成等の環境整備を行うことを目的として設置された「IoT推進ラボ」では、この取組の一環として、IoTを活用したプロジェクトを広く募集し、2月27日(水曜日)に第6回先進的IoTプロジェクト選考会議(IoTLabSelection)を開催しました。

一次審査・二次審査を通過して最終選考に選ばれた5件のプロジェクトについて、公開プレゼンテーションによる審査を行い、グランプリ、準グランプリを以下のとおり選定・表彰しました。

グランプリ

株式会社ヒナタデザイン
「サイズと購買データを活用した商品リコメンドサービス」

プロジェクト概要

サイズを軸とするコンテンツの利活用を行うプラットフォームを構築。例えば、衣料品や家電などのECの商品画像を、AR上で実物大で見ることができ、商品購入前に、自分や部屋と商品の相性を確認可能に。このプラットフォームを軸に、購入した衣料品から⾝体情報(身長や靴のサイズ)を、家具・家電から住環境(部屋、棚のサイズ)のデータを蓄積し、⽣活者の⾝体情報や住環境に合致した商品情報を、タイミングよくリコメンドするサービスの提供を目指します。

準グランプリ

ノバルス株式会社
 「IoT製品開発を簡単にする乾電池型IoTMaBeee」

プロジェクト概要

IoTがもっと活用される世界を目指し、乾電池型IoT「MaBeee」を開発。電池を利用した製品の遠隔制御や、電池の利用状態のクラウドでの可視化を実現。さらに電力線通信でセンサとの通信も可能に。これによりIoT開発がもっと簡単に。将来は電池が通信する特許を活かし、一次電池・二次電池、コイン電池・産業用電池への通信の内蔵や、無線充電への適用を行い、IoTが溢れても電池切れを心配しない世界を目指します。

その他ファイナリスト

•株式会社ハチたま

「泌尿器系の病気の早期発見をサポートする猫トイレ」

•株式会社Z-works

「がんばらない介護 QOL維持向上サポート」

•株式会社SingularPerturbations

「世界最高精度の犯罪予測システム CrimeNabiIoT端末の防犯司令塔を目指して」

受賞した2プロジェクトを含む、ファイナリストに選定された5プロジェクトに対しては、政府関係機関や金融機関、ベンチャーキャピタルなどの支援機関と連携して、資金支援やメンターによる伴走支援、規制・標準化等に関する支援が行われます。


また、地域でのIoT・AI・ビッグデータの活用モデルや、既存企業等の技術の流動化・働き方の変革による新規ビジネスの創出を推進していくことを目的に、応募されたプロジェクトの中から、

1.地域固有の課題の解決や地域経済の活性化に寄与するプロジェクトを表彰する「地域活性化賞」

2.既存の組織の中にある人的リソース・技術・ノウハウ等を活用し、組織内で先進的な新規事業を牽引する方、スピンオフ・カーブアウト・スピンアウト等の形により新たな組織内でイノベーションを推進する方などが携わるプロジェクトを表彰する「イントラプレナー賞」

が以下のとおり表彰されました。

地域活性化賞

東日本電信電話株式会社
 「アグリイノベーションLab@山梨市」による地域活性化策」

プロジェクト概要

山梨市、JAフルーツ山梨、NTT東日本を主なメンバーとする官民連携組織を立ち上げ、農業を基幹産業とする山梨市において、圃場にIoTセンサ等を設置し、農作業における「軽労化・省力化」「技術継承簡易化」「品質の均一化」を図るなど、「持続可能な社会づくり」やそれを担う「儲かる農業」の実現に向けた基盤形成を目指します。

イントラプレナー賞

SBイノベンチャー株式会社
 「conect+project」

プロジェクト概要

社内起業家を発掘・育成を推進するソフトバンクグループの社内起業制度「ソフトバンクイノベンチャー」で事業承認。大企業でありながら大企業とは違ったスピード感のある開発・プロジェクトの推進を実践し、多様な企業と協業。IoTを始めたい人の誰もがカンタンにIoTアプリを作れるアプリ&クラウドサービス「conect+」を開発。IoTで社会を豊かにしたいと思う企画開発者が、機能的で美しいIoTアプリを、ノンプログラミング且つデザイン力不要で生成できるサービスを提供

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