XR Exhibition in Sapporo2024 イベントレポート

 札幌市イノベーション推進コンソーシアムの専門部会「XR推進部会」では、近年様々な業種でサービスが開発・導入されているXR技術を活用したイノベーション創出を目指し、様々な取り組みを行っております。

 2024年3月1日(金)、一般財団法人さっぽろ産業振興財団及び一般社団法人北海道モバイルコンテンツ・ビジネス協議会(HMCC)との共催で、XR技術の持つ可能性を体感いただける展示会「XR Exhibition in Sapporo2024」を開催しました。最新XRソリューションを体験できるブース展示やプレゼンテーションに加え、XR先進地域であるカナダでの活動や海外との協業に向けた取組など、XRに関連する最先端の情報をご来場の皆様にお届けし、約200名が来場しました。

1.イベント概要
【日時】2024年2月26日(月)13:00~18:30
【会場】Deep Tech CORE SAPPORO (札幌市中央区北5西5 JR55SAPPORO 8階)
【URL】https://www.hmcc.jp/xRExhibition/2024/ 

2.イベントレポート
 2019年から毎年開催し、今回で5回目となるXR Exhibition in Sapporo。今期は、各種最先端デバイスや電子工作機器・大型LEDビジョンなどを兼ね備え、ソフト・ハード両面でAIやXR・IoTなどの実証・開発研究・事業化が可能なインキュベーション施設である「Deep-Tech CORE SAPPORO」を舞台として開催しました。

No. 

出展企業

ソリューション

Auto VR 株式会社Auto VR
株式会社インフィニットループQuantanoID
株式会社キシブルiVRES
TeamViewerジャパン株式会社TeamViewer
ViXion株式会社vixion01
株式会社ロケットスタジオHoloLens 2 連携アプリケーション 
株式会社KOOVRコンテンツや3Dスキャン及び3DCG制作コンテンツやサービスの紹介

場内に設置された体験ブースには多くの参加者が訪れ、最新のXRソリューションを体験していた。

■開会挨拶
冒頭、HMCC会長の西嶋 裕二氏(株式会社インプル 代表取締役)より、イベントの開会挨拶が行われました。

■施設紹介
続いて、ネットドア株式会社 代表取締役の藤田 知直氏より、イベントの会場である最新インキュベーション施設「Deep-Tech CORE SAPPORO」に関して、施設の目的や設備、今後の展望などについてお話がありました。

■出展企業プレゼンテーション
施設紹介の後は、出展企業7社より、企業概要や展示ソリューションの詳細などについて紹介がありました。
加えて、コンテンツ産業の発展と国際協力を目的に活動する団体「一般社団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ) 」より、団体の概要や目的、これまでの取組内容などを説明いただきました。

各ブースでXRソリューションを体験するかたわら、多くの参加者がプレゼンテーションに聞き入っていた。

■イタリアでのVRイベント出展報告
出展企業の1社であるAutoVR株式会社は、昨年11月にイタリアのボローニャ市で開催された自動車イベント「Futurmotive Expo & Talks 2023」に出展。イタリア大使館貿易促進部からオファーを受けたことや、当コンソーシアムの支援制度を活用したことなど出展に至る経緯の説明、現地の様子、出展成果などを報告いただきました。

■アジア地域のVR動向
台湾を拠点とするHTC Corporation からは、自社の取組内容や日本・中国・韓国・台湾などアジア諸地域における近年のVR動向ついてお話しいただきました。

■キーノートスピーチ「国内外の最新のXR業界動向」
株式会社 HEART CATCH 代表取締役 西村 真里子氏からはCES2024(毎年1月にネバダ州ラスベガスで開催される電子機器の見本市)のレポートを中心に、国内外における最新XRソリューションの情報などが伝えられました。

■カナダ視察報告
XR推進部会では2023年10月に、XR先進地域であるカナダ・バンクーバーを視察し、現地企業や大学との意見交換などを行いました。そこで得た情報をイベント参加者に還元すべく、視察の概要や、そこで得た成果、札幌市・北海道・日本におけるXR業界の今後の展望などについて報告を行いました。
また、視察を通じて関係を構築した企業・大学からは、イベント参加者に向けたビデオメッセージが届けられました。

■閉会挨拶
最後に、HMCC相談役兼理事の里見 英樹氏より挨拶があり、閉会となりました。

イベント閉会後は同会場にてミートアップを開催。参加者同士の親交を深め、今後のビジネスにつながる場になったのではないかと思います。

今後も札幌市イノベーション推進コンソーシアムでは、XR等の先端技術の活用、他分野との融合によるイノベーション創出とエコシステム構築を目指し、活動して参ります。

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