【報告】スマート農業推進に向けた生産者・農園の実態調査

  農業IoTを導入している生産者へのヒアリング等を実施し、農業経営に関する現状や今後のスマート農業に対する期待などスマート農業推進に向けた実態調査を行いました。



 宇部市IoT推進ラボでは、今回の調査結果を踏まえ、今後のスマート農業の推進に向けた取組みをさらに深化させていく予定です。

■調査概要
・調査日程:2020年1月31日,2月6日,2月10日(計3回)
・調査概要:農業IoTを導入しているトマト,花き,お茶,オリーブの生産者を対象にヒアリング調査を実施
・調査内容:生産状況、販売状況、センサの設置状況、センサ活用状況、センサ設置目的、センサ活用への期待度ほか

■調査結果の概要
1.ヒアリング対象者の農業経営状況(別図)



2.農業IoT活用への期待度
①収益安定化(病害虫などの早期発見や予測)
・収量の低下に直結する病害虫への対策技術に対する期待が大きい。(カメラでのモニタリング、画像診断など)

②高品質化(作物の品質向上)
・生育に重要な土壌の管理や改良に役立てるため、土壌成分(P・N・Kなど)を測る仕組みの開発に対する期待が大きい。

③作業省力化
・遠隔地でのハウス開閉、収穫ロボットなど作業の自動化
・センサー等IoT機器 ⇔ 灌水装置、CO?施用機などの他社製品間連動
・栽培管理情報(農薬散布、施肥など)、経営情報(出荷量、売上など)を現場で手軽に記録できるツール

3.今後のスマート農業推進に向けた取り組み
・IoTデータの活用(見せ方)を生産者が欲しい形で提供
・各作物の全国主要生産地とのデータ連携などにより、収集したデータの評価を行える仕組みづくりなど

4.ICT(IoT)活用以外の側面での取り組み
地域に適した作物・品種の選択、生産規模拡大に必要なインフラ面(農地の取扱い)などの官民一体となった“持続可能な農業”の推進。




 

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