平成29年度の富山県のIoTの取組み



富山県の平成29年度当初予算の概要を2月20日(月)に発表しました。
平成28年度中に検討した内容をいよいよ実行に移していきます。今回は取組みの概要を簡単にご紹介します。

◆「富山県IoT推進コンソーシアム(仮称)」の設立
あらゆるモノをネットワークにつなぐIoTによって、企業間や国外拠点とつながり、生産性が向上する。一方で、中小企業の多くは自社工場内が「つながっていない」状態にあると予想されます。まずは、企業の目の前の課題をIoTというツールを活用してカイゼンする。その後、一つの設備から一つの生産ラインへ、一つの生産ラインから工場全体へ、工場全体から複数拠点へ…と展開していくことで、IoTを活用しやすくなるのではないか、と考えます。

しかし、それぞれの企業においては、IoTを活用することが必要であることは感じながらも、情報不足や導入効果や費用対効果などが不明なため、勉強はしていても導入はできていないという状況であることがわかりました。

そのため、県内企業が集い、最新動向や事例に触れながら、情報を共有しあえる「場」を作ろうという試みが「富山県IoT推進コンソーシアム(仮称)」です。

◆取組み内容
ワークショップ等を通して、事例に触れながらIoTとは何か、どのように活用すればよいかを自ら考える機会を提供します。そのほか、個別に相談したい場合への対応や、資金的援助、経営者層にもIoT利活用の実際とメリットを伝える全体会議など、様々なアプローチで企業のIoT利活用を支援する予定です。

また、IoTを活用した新たなビジネスモデルを発掘する試みも検討しています。

コンソーシアムは、県や県内産業界、国やIVIなどが連携し、個々の企業がIoTというツールを活用してそれぞれの強みを活かして独自のビジネスモデルを確立していくための「卵のふ化器」です。
今後、意欲ある県内企業を幅広く募集しますので、ぜひご参加ください!

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