神奈川県IoT推進ラボにおいて中小企業等へのIoT技術導入支援の中核を担う地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所（KISTEＣ）と、公益財団法人神奈川産業振興センター（KIP）は、地域企業の発展のため、相互に連携し、経営と技術の一体的支援を実施しています。この支援の一環として、5月22日（水）に、「第1回 経営と技術の総合支援フォーラム ～ デジタルものづくり＆生産設備のデータ共有 ～」を開催しました。

○開催結果概要
■日時：2019年5月22日（水）13:30～17:00（13:00開場）
■場所：神奈川中小企業センタービル ６Ｆ 大研修室（神奈川県横浜市中区尾上町5-80）
■参加費：無料
■参加者数：36名
■共催：地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所（KISTEC）
　　　　公益財団法人神奈川産業振興センター（KIP）
■後援：神奈川R&D推進協議会

■プログラム
IIoT（インダストリアルIoT）やスマートマニュファクチャリング（インダストリー4.0）技術の導入により、ものづくりの現場ではデジタル情報の利用がますます進み、設計・加工における加工技術の高度化やデータ共有が大きな問題となりつつあります。今回は、KISTECで新規導入された5軸マシニングセンタや従来の3Dプリンターなどの設備を説明するとともに、これらの設備におけるデジタルデータの活用と情報の共有についてご紹介しました。

13：30～13：35　開会挨拶

13：35～14：35　「５軸加工機の特徴と機械データの活用」
　　　　　　　　　OKK株式会社　営業本部営業企画部　部長　中林 光徳 氏

14：35～15：05　「KISTECの3Dプリンターとデジタルデータ活用」
　　　　　　　　　神奈川県立産業技術総合研究所 情報・生産技術部 阿部 顕一

15：05～15：15　〈休憩〉

15：15～15：45　「KISTECのIoT導入技術支援」
　　　　　　　　　神奈川県立産業技術総合研究所 情報・生産技術部 斉藤 光弘

15：45～15：55　「KIPの生産性向上などに関する経営支援」
　　　　　　　　　神奈川産業振興センター　経営相談課　千葉　香

16：00～17：00　経営と技術の総合相談会（詳細は下記に）

○経営と技術の総合相談会
　経営と技術に関する課題を抱える企業の皆様を対象として、KISTEC職員とKIP職員による相談会を行いました。今回は、講演会と関連して特に次にあげる課題を担当するKISTEC職員が支援に対するご要望などについてもお聞きしました。
　●デザイン・設計・加工技術
　●５軸マシニングセンタなど設備の使用
　● IoT技術導入支援

※このフォーラムは、競輪の補助を受けて開催しました。