ひろしまQuest第2回ハンズオン勉強会が開催されました!


AI人材開発プラットフォーム,「ひろしまQuest」に登録いただいている方々のうち,成績優秀者を集めたハンズオン勉強会(第2回目)が開催されました!

ひろしまサンドボックス推進協議会の会員であれば無料でe-ラーニングが受講できます!ぜひこの機会にAIを学んでみませんか?以下は12月の第1回開催に引き続き,1月18日に行われた勉強会のレポート記事です。ぜひご覧ください。

ひろしまQuestについてはこちら
https://hiroshima-sandbox.jp/hiroshima-quest.html
前回の記事についてはこちら
https://local-iot-lab.ipa.go.jp/article/hiroshima-pref-iot-2001151040.html

ひろしまQUEST DAY2!
今後、市場拡大する先端IT(ビッグデータ、AI/IoT等)に必要な人材は、国の調査によると2020年に4.8万人が不足する予測。また、超高齢社会の到来が必至の中、データドリブン経営による省エネ経済を目指す動きは必須だといえる。このため、これからのデジタル・トランスフォーメーション(DX)を担うデジタルネイティブ層をターゲットとした人材の活躍の場を構築することを狙うのが「ひろしまQuest」だ。本日はDay2。昨年末に出された課題に対してチームごとにアプローチを試みてきた成果を共有する時間でもある。それぞれのチームが競いながらも、その思考の経過をシェアすることで、より良い課題解決の緒を見つけるきっかけになる。様々な年齢やバックボーンを持つメンバーで構成されたチームとさらにそのチーム同志のナレッジシェアによるオープンイノベーションが期待される。


力を合わせれば、ハードルは超えられる!
「今が一番しんどい時期です!」と高田講師から開口一番のメッセージ。この言葉に多くの参加者がうなづき、伸び悩むスコアに反して次々と見つかる課題に心折れそうになっている自分たちを鼓舞したのであった。
また、高田講師からチームでの課題解決において、重要な2つのポイントが提示された。それは、①包み隠さずシェアすること ②それぞれが直面した疑問点を吐き出して、チーム内で解決していくことという2つの姿勢と行動だ。確かに、チームの中で作業を進めていく場合、どうしても恥ずかしかったり、今更聞けないといった心理的なブレーキが働く。これはもしかしたら日本人には顕著なのかもしれないし、今回のような専門知識やスキルが必要な課題解決において、チーム内でのリテラシーの格差は大きく影響する。ひろしまQuestではあえて様々なバックボーンの個人が集まるチームが編成されていることを鑑みれば、この状況はおそらく多くのチーム内で起こっていたことだろう。しかし、オープンイノベーションという観点からは、スキルの問題もさることながら、このような本質的なチームワークの醸成とも言うべき意識改革を実践することが一義的に重要なのだ、という高田講師からの示唆であったように感じる。それぞれのチームの課題に対する向き合い方はそれぞれではあるが、課題が大きくなればなるほど、一人のスーパースターが成し遂げることができる成果には限界があり、チーム内の知識やリソースをいかに有効に機能させられるのか?という視点が最終的に良いスコアを出す鍵になるということなのだろう。一見、データサイエンスと聞くとパソコンとサイエンティストの対峙する光景を想像するが、より大きな成果を生み出すには、チームワークがとても重要であるということが改めて参加者にもインプットされた。


中間発表 スコア3,000の壁
Day2のメインイベントとも言える中間発表の時間になると、各チームが現在のスコアを発表するとともに、どのようなアプローチでその結果にたどり着いたのか?ということや現在の課題、どうしても解決できない箇所の相談などを行った。「2014年後半のJ1及びJ2全試合の観客動員数を予測する」という課題は決して簡単なものではないものの、各チーム善戦しており、約1ヶ月の期間で講師も驚くようなスコアを出しているチームもあった。ここまでの体験のシェアを通じ、自分たちでは思いもよらなかった視点に気づかされたり、自分たちがクリアできない課題を軽々と超えているチームを目の当たりにしながら、参加者は積極的に質疑を繰り返し学びを深めていった。

また印象的だったのは、チームによって向き合い方が異なる中で、講師が評価したのは、スコアだけでなくチーム内の理解度の差を丁寧に埋めながら議論を進めているチームであったことだ。前述の通りチームのリソースを活用することを考えれば、一見遠回りに見える地道な目線合わせが最終的に良い結果に結びつくのだろう。実際に様々なチームの取り組み方を共有することで、参加者はスキルとデータサイエンティストにとって大切な視点やスタンスについて学んでいるようだった。そしてDAY2が終わる頃には、これまで以上に全体の一体感を感じた。競争と共有の組み合わせによる学びの場であるひろしまQuest。残り2ヶ月という時間で各チームは今回以上に良いスコアとチームワークを成果として残してくれそうだ。



 (レポート本体はこちら)
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/259/quest-kekka2.html




 

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