ひろしまサンドボックス 今,何やってるの?

2018年5月にスタートしたAI/IoTプラットフォーム事業「ひろしまサンドボックス」

2年目のチャレンジャーが続々と集まっています。その途中状況についてお知らせします!
※本記事の続きはこちら
https://local-iot-lab.ipa.go.jp/article/hiroshima-pref-iot-1909191941.html

【ひろしまサンドボックスの最新資料はこちら】
○ひろしまサンドボックスホームページ
https://hiroshima-sandbox.jp/
○ネイティブ サンドボックス特集
https://nativ.media/11765/
東洋経済オンライン記事
https://toyokeizai.net/articles/-/318492

(1)クロステックチャレンジ
 次世代技術として注目されるブロックチェーンを活用して、これまでにない業界を変革するような、またいま広島県や日本社会が抱える課題解決につながる新規事業アイデア創出を目指します。
 7月17日(水) には基礎セミナーを開催しました。募集開始からあっというまに定員の50名を超え,熱い参加者にお集まりいただきました。


 現在,本番のプログラムへ参加するチャレンジャーを募集しているところです。
参加締切は8月19日(月)17時を予定しています。
【募集詳細はこちら】
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/259/xtech2019.html


(2)スタートアップチャレンジ

 広島銀行とCrewwの協同で,イノベーションエコシステムの構築に向けて、広島県内に新たな事業の創出を図ることを目的として実施するものです。本プログラムでは、参加する広島県内企業の経営資源と全国のスタートアップの特徴あるサービスを結びつけるオープンイノベーションにより、参加企業の新規事業創出を目指します。

 6月3日(月)から参加企業を募集し,7月25日(木)にチャレンジ企業が決定しました。
(チャレンジ企業)青山商事,エネルギア・コミュニケーションズ,ダイクレ,広島ガス,マツダ ※五十音順

 これから1~2か月かけてチャレンジ企業の課題をまとめ,9月に全国のベンチャー企業へぶつけていきます。今年度内にはチャレンジ企業とベンチャー企業との新しい事業創出を目指します!

【事業の進捗はこちら】
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/259/startupc.html


(3)アカデミアチャレンジ
 研究者(シーズ)と企業(ニーズ)のマッチングすること,そして,生まれたマッチングからコンソーシアムの組成を支援し,国等の補助制度へチャレンジします。

 第一段として5月23日(木)に,県立広島大学の市村教授をお招きし講演をいただき,さらにNICTの委託研究制度の説明会を併催しました。
【NICTの委託研究についてはこちら】
http://www.nict.go.jp/press/2019/05/13-1.html

 当該イベントを通じて,複数のコンソーシアムが生まれ,実際にNICTの委託研究制度へチャレンジをしています。今後もこういった補助制度を見据えて,様々なコンソーシアムの組成を支援していきます。

 次回開催が決まりましたらお知らせいたします。


(4)ひろしまサンドボックス WeWork コラボレーション
 インキュベーション拠点「WeWork」を活用し,ひろしまサンドボックス推進協議会会員のアイデア等を起点に,新たなビジネスモデルを創出し,SBイノベンチャーの応募やSBアカデミアの入校を目指します。

6月20日(木)に事業説明会を,6月26日(水)に現地見学会を実施し,公募期間を経て,現在,本番のプログラムに参加いただく方を内部で検討しているところです。

7月26日(金)にはWeWork御堂筋フロンティアで,在京阪の方々に向けたプレゼンテーションを実施し,様々なコラボレーションを生み出すべくひろしまサンドボックスへの参集を呼び掛けています。



(5)KDDI DIGITAL GATE チャレンジ
 KDDI DIGITAL GATEを活用し,ひろしまサンドボックス推進協議会会員のアイデアや仮説を起点に,構築・検証・改善をクイックに繰り返し,新たなソリューションの創出を目指します。

 6月3日(月)にチャレンジャーを募集し,現在,最終のチャレンジャーを内部で検討しているところです。6月17日(月)には,東京虎ノ門にあるDIGITAL GATEの見学会も実施し,KDDIの開発環境を学ぶことができました。


 近日中に広島県内からのチャレンジャー企業1社について公表する予定です。

(6)PITCH TRIAL
 (株)NTTドコモが提供するアセットである「5G・トップガン」等の先進技術を利活用することにより、広島の地域の課題の解決や広島発ソリューションの創出、広島の産業振興に役立つ実証プロジェクトを募集・実施します。対象とする地域課題の分野や規模は問いません。課題解決や地方創生において、5G・トップガンの特徴が十分活かされ、プロジェクト実施後のビジネス性及び導入・社会実装確度が高い提案について,NTTドコモとともに実証実験をしていきます。


 具体的には,NTTドコモの5Gの技術やAIバスを始めとする先進的な技術を無償で貸与いただくとともに,最大200万円程度の実証実験の支援があります。これらを活用し,様々な企業を巻き込みながら実証実験を行うプレイヤーを募集しました。6月10日(月)には県内説明会を開催しております。


 7月12日(金)までチャレンジャー募集し,その後書類審査を経て,次の5社が最終審査会に臨む予定です。


 審査会は公開で行われ,一般の方の参観も可能です。是非,どのようなアイデアが飛び出してくるのか,そして審査員はどのような点をみて実証実験の評価をするのか,その裏側を見れる少ない機会ですので,ふるってご参加ください。

【審査会参加申込みについてはこちら】
※7月29日から募集開始します

(7)社内IoTエキスパート育成講座
 社内でIoTの知識に通じた職員を育てる3か月のプログラムを実施します。今年度のスタートは8月21日(水)からの予定です。申込み期限は8月9日(金)までに予定です。
【詳細はこちら】
http://www.hirogin.co.jp/ir/news/paper/news190718.pdf?fbclid=IwAR246UvceJrKpfXJ97HvvZJt6Ao9Mt5FABUB187_401eNngxPHGN85Y0hwQ

ただいまプレ研修として県内5か所で半日のIoTセミナーを開催しています。2時間の座学に加えて,参加者の皆様の持つ課題について,チームで話し合うワークショップを開催しています。普段皆様が感じられている課題が,実は他の参加者も同様の課題を抱えていて,課題解決に向けて共同で解決に向かえるのではないか,抱える課題が実はIoTでなくても解決できるのではないか。そういった気づきを共有できるセミナーになっています。


7月末には広島会場開催と,福山会場開催がありますので,ぜひご参加ください。
【申込みはこちら】
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/innovation/iot2019.html


(8)技能伝承のためのAI活用事例のご紹介(セミナー)~熟達者知見の汎知化~
 日本のものづくりを支える熟達者(匠)は、高齢化が進んでいますが、一方で若年者の採用は困難を極めており、技術継承が大きな課題となっています。本セミナーでは、技術継承の手段のひとつとして、「熟達者からのヒアリングと教師データの解析を用いたAI活用」による課題解決方法についてご紹介しました。

 セミナーは7月18日(木),19日(金)に広島,福山で開催され,どちらも会場が参加者であふれるセミナーとなりました。


 どの企業においても,熟練者の技術をどう若い世代に伝達していくのか,重要な課題を抱えています。広島で有名なヤスリメーカーの企業さんにインタビューすると,いまの熟練者の方がお元気なうちに,機械も新しくして,若い人でも使える状況を整えていきたいとおっしゃられていました。熟練者の知能を人工知能に作り上げることができるのか。今回はセミナーだけでしたが,今後3か月間の中長期的な人材育成メニューの実施も検討していきます。


★まとめ★
以上の通り,ずらっと現在のひろしまサンドボックスのメニューの実施状況をお知らせしました。どのメニューにも,熱い思いを持った広島県内の個人・法人の方にお集まりいただいています。今まさに,広島全体が盛り上がりつつあるときです。国等の支援制度も使いやすい状況です。ぜひ,ご興味をお持ちいただきました皆様,県内外問いません。まずは登録・利用無料のひろしまサンドボックス推進協議会にお入りいただくか,フェイスブック「ひろしまサンドボックス」まで友達申請をください。タイムリーにひろしまサンドボックスを利用できる情報を発信していきます!

ひろしまサンドボックス推進協議会の入会はこちら
https://hiroshima-sandbox.secure.force.com/SBEntryForm


※ひろしまサンドボックスって何?
○広島県が掲げるイノベーション立県とは,基幹産業であるものづくり産業の技術集積を生かしつつ,新しい産業が生まれ育ち,社会経済情勢や市場の動向に,柔軟かつ的確に対応できる状態を目指すものです。この実現のためには,イノベーションが沸々と起こってくるようなイノベーション・エコシステムの構築に取り組むことが重要と考えております。
 
○イノベーション・エコシステムを実現していくためには,新たな事業を起こして世の中を変えていく起業家精神を持つ人材が蓄積され,ネットワークを構築し,相互に刺激し合うような,イノベーションを生む土壌を構築することが鍵であり,県内外の多様な人材等が組織の枠組みを超えたネットワークを形成する場として,「イノベーション・ハブ ひろしまCamps」をオープンさせるなど,イノベーションを創出する環境の整備に取り組んできました。
 
○また,基幹産業であるものづくり産業においては,その生産活動等において第4次産業革命の影響を大きく受けるものであることから,県内企業におけるIoT等の最新技術の活用につなげていこうと,「ひろしまデジタルイノベーションセンター」を開所いたしました。この施設では,企業が製品開発などにあたり,スーパーコンピュータを用いた高度なデジタルシミュレーション解析ができるほか,デジタル技術を活用できる人材育成も行っております。
 
○さらに,県内外企業・大学・自治体等,様々なプレイヤーの参画により,AI/IoTを活用した実証実験を行い,県内企業へのノウハウや知見の蓄積を図るとともに,行政課題や地域課題に対する新しいソリューションを創出することを目指して,共創で試行錯誤できるオープンな実証実験の場「ひろしまサンドボックス」を構築いたしました。
 
○これは,「作ってはならし,みんなが集まって,創作を繰り返す」をキーワードとした,まさに砂場(サンドボックス)のように何度も技術的な試行錯誤ができる実験場であり,平成30年度から令和2年度までの3年間で10億円規模の投資を想定しております。
 
○この「ひろしまサンドボックス」は,平成30年度に募集を開始し,県内外の企業や大学などから,第1次公募・第2次公募を合わせて,想定を上回る89件もの提案があり,
・クラウド上での中小製造業間のデータ共有による生産工程最適化の取組
・かきの養殖データの収集・分析による生産効率化や高付加価値化に向けた取組
など,選定された9件の実証プロジェクトがスタートしています。

★★ひろしまサンドボックスに関するニュースはこちら★★
2019.4.16「行政の中のスタートアップ『ひろしまサンドボックス』」

https://forbesjapan.com/articles/detail/26808

2019.6.13「実は今,日本で最も攻めてる”広島県”」
https://j-town.net/hiroshima/feature/hiroshima_s.html

2019.6.21「県外からも参加!ひろしまサンドボックス進行中!」
https://kenmin-souko.jp/archives/3447

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